PTA本部を断る理由
最近、PTAに関する本を読みました。
「レモンさんのPTA爆談」 山本シュウ著

山本シュウさんといったら
あのデカい声でガンガン喋る
DJのシュウさんです。
(大久保伸隆さんのご親戚でしたね(^^)
一方でシュウさんは、通称”レモンさん”として
PTAにおいて、ある意味革命を起こしたともいえる人物です。
この本、読み物としてもかなりおもしろくて
一気に読んでしまいました。
で、レモンさん、ROCKな人だなぁ…と。
音楽の世界のロックなものの見方を
「PTA」に持ち込んでしまったという
異種格闘技的なところが
ホントに新鮮でした。
今思えば、モモが幼稚園の時のPTA会長サンは
レモンさんのような名物会長でした。
そのPTA会長サンは、ちょびヒゲを生やしていたので
行事での挨拶では、必ず
「ヒゲヒゲマンのおっちゃんやで~!」
と自己紹介していました。
園児たちはそんな会長サンに
ガッツリ喰いつきます。
運動会のような晴れ舞台では
動物の着ぐるみを着たりして、会長挨拶をされていました。
その着ぐるみもちゃんと
スピーチの内容とリンクしていて
じーんとさせられたものです。
ヒゲヒゲマンは
ただふざけていた訳ではなく
いつも、子どもたちに強いメッセージを伝えてくれました。
ふと思い出して、5年生のモモに
「ヒゲヒゲマンって覚えてる?」と聞いてみました。
モモは
「覚えてるよ!
卒園式で、ヒゲヒゲマンが
”ジャイアンみたいなやつに意地悪されたら
空を見上げて下さい”
って言ったんだよ。
モモは、転校した時に
毎日ヒゲヒゲマンの言葉を思い出して
泣いたんだよ」
と答えたのでした。
ヒゲヒゲマンは、たぶん
レモンさんの影響を受けていたのでしょう。
大切なのは、ハート。
形骸化した問題だらけのPTAの世界で
レモンさんは、心で動き、人を動かします。
こんなPTA会長がそばにいたら、いいのになぁ…。
そんなことをボヤいてしまうのも
年末、私にPTA本部への誘いがあったから。
12月から2月にかけて
どの学校でも、来年度の本部役員決めで
影でうごめくあれやこれや、があるハズ。
私も、本部をやるべき時が来たんだな、と
ある程度、覚悟していたのですが…
よくよくお話を伺うと
先生・会長含めて現本部役員が
総とっかえになる、とのこと。Σ(゚д゚;)
これは予想外の展開でした。
さらに、新しいボランティアの枠組みがスタートしたので
そのボランティアの細かな管理もすべて引き継いでほしい、と。
考えすぎてきもちが悪くなるほど、何日も悩みました。
東北の人たちのつらさを思えば
これくらい引き受けるべき、今すぐ「やります」と言おう!と思ったり…。
そして、行きついた答えは
本部は「お断りする」ということでした。
本部役員は、忙しい時期になると
パートも休み、夜の7時8時まで学校で作業をしていたと聞きます。
子どもには、「自分のことは自分でやって」と伝え
完全に本部モードで生活していた様子が伺えます。
子どもが自立するためには、それを当然と考える人もいるでしょう。
でも、子どもたちに、精神的なしわ寄せがいってしまうことは
私は避けたい、と思ったのでした。
そして、私自身の問題としては
PTAの様々な矛盾や
役員のなり手がなくて発生するトラブルについて
すぐに問題提起したり
仕事を簡素化させようとする性格が
本部には向かない、ということが
断る大きな理由だったと思います。
本部の人は、そんな風にキリキリせず
過去の役員さんたちの功績を守り
やるべき仕事を順番に達成していくことが
皆のためになるんだと、実感してます。
すぐに改善しようとすることは
時として望まれないのです。
PTAに関する具体的な本としては
こちらがお勧めです。
「PTA再活用論―悩ましき現実を超えて 」 川端裕人著。
著者の川端さんの考え、とても共感します。
でもね、この本に沿った意見も
機会があって地域で話してみたことがあるんだけど
「抹殺」って感じでしたね。
もう、根本が全然通じませんでした。
私は、PTAの仕事はすべてクリアにして
「こういう仕事があるんですが、お手伝いしてくれませんか?」と
呼びかけるべきと思います。
でも現実は、
「本当のことを言うと、受けてくれる人が出ないから
仕事内容はクリアにしない。
”一人一役、どんな理由があろうとも必ずやるのが義務”」
が、土台になっているPTAも多いことでしょう。
私がPTAのとある長を務めて驚いたのは
「社会人として、どうよ?」という理不尽なことが
まかり通っていたこと。
そういう部分を変えようと
学校や本部に働きかけました。
次年度の新役員に対しての
いやがらせか?と思えるくらい
「仕事の情報を残さない」
「引き継ぎがものすごくテキトウ」
という悪習慣が
わりと普通にあることにも驚きました。
「引き継ぎノートはあるんだけど
大事なことは書いてない」
ということ、きっとあると思います。
ここを変えるだけでも、役員はかなりラクになると思うのですが。
そんなことをブツブツ言ってますが。
今年度も一つ役員を受けていて
けっこう楽しみながら仕事をやらせてもらいました。
「長」がつかないと
役員なんてラクなもんだ、と思えるようになった自分に
成長を感じます(笑)
以前書いた、PTAに関する記事はこちら。
「PTAと私」
「子どもを預ける」
(2012/1/22)






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